The Country of the Working Class
イギリス人といえばワーキングクラス - 2
いま、日本は、経済的にどん底にあります。みなさんの暮らしも日を追って悪くなっていると思います。
私のまわりの人たちも、「昔のように将来に希望が持てない」と言い、あまり元気がありません。中には、もっと深刻に悩んでいる人もいます。テレビや新聞で伝えられるニューズnewsも、明るい話はほとんどありません。
でも、この私はといえば、不景気に深刻に悩むなんてことはありません。
というのも、私が生まれ育った1970〜80年代は、まさに「イギリス病」のまっ最中でしたから、世の中というのはそういうものだとしか思えないからです。
私は、両親が毎日ごく当たり前のこととして実行してきた節約生活を目の当たりにして育ちました。そして、お金などなくても幸せになれる方法をいっぱい身につけました。
それらは、ひとつひとつが新しい発見の連続でした。
お金なんか使わなくても、有意義で豊かな人生を楽しむ方法がこんなにたくさんあるんだということに、私は素直に感動して生きてきたのです。