The Lifestyle of the Working Class in England
家計簿とはまったく異なる発想の家計管理 - 2
ここでは、わかりやすくするために、一週間後のチェックで、「2」の「食費・日用品のグループ」が予算を超過してしまったと仮定しましょう。
食費・日用品の内訳(単位ポンド)
a)野菜 24
b)果物 7
c)缶詰 8
d)乳製品 17
e)肉&魚 20
f)乾物(シリアル等も含む) 3
g)ボディケア用品 16
h)その他(ケーキ5.99ワイン8.99) 15
合計 110ポンド
予算の100ポンドを、「10ポンドオーバー」しています。
理由を考えてみましょう。もしh)のケーキとワインをあきらめていれば、食費日用品の合計は95ポンドですから、5ポンドは残ったはずですね。
そこで次回からは、絶対に必要なa)~g)と、h)の買い物カゴを別にします。
そしてa)~g)の支払いを済ませたあとに、余裕があれば、h)を買うようにするのです。
また、シャンプーやリンスなどのボディケア用品は、1度買えば3週間くらいは持つのですから、これらの補充が必要な週にワインを買うのは、賢明とはいえません!
「総合計10ポンドの予算オーバー」。こういう場合は、「万一の備え」から借りてきます。
そして、借りたものは返さなくてはならない…というのがポイント。
とはいえ、翌週の予算からまとめて10ポンドをマイナスするのは大変なので、2週にわたり5ポンドずつ切り詰めるなどして、帳尻を合わせます。
とにかく10ポンドが埋められるまでは、絶対に余分なワインやケーキはガマン! です。
でも実際は、余りが出る週もあります。そんなときは、パブに行ったり、友だちを呼んで、いっしょにレンタルビデオ鑑賞などをします。